ハーネス

皆様は、子どもに付けるハーネスについて、どう思われますか?

えりままんは30年ほど前、子どもにハーネスを付けていました。上の男の子がちょろすけで、あっという間にいなくなってしまうのです。ある日、スーパーで追いかけ損ねて見失い、青くなって探し回っていたら、スーパーの裏の踏切で近所の方に保護されていたという事があって、命の危険を感じ、ハーネスを購入して付けるようにしました。

しかし、今でさえ賛否両論のあるハーネス。30年程前です。奇異の目で見られたことは言うまでもありません。批判の声が漏れ聞こえたりもしました。でも、子どもの命には代えられないので、えりままんはハーネスを付け続けました。

それから2年程経ったある日、かかりつけの内科・小児科の待合室で、年上のご婦人にこう言われたのです。

「ねえ、あなた、前、お子さんに何か紐つけてたわよね。使ってなかったら、もらえない?うちの孫がすぐに迷子になっちゃって、困ってるのよ」

やっとわかってもらえたか・・・と、思ったものです。すぐに差し上げました。

今は、リュック型とか、可愛らしいハーネスもたくさん登場して、以前よりはハーネスに対する抵抗や批判も少ないのではないかな、と思います。それでも、抵抗はあるかもしれません。批判もあるでしょう。

どちらが良いとは言いません。一人ひとりのお子さんの性格やご家庭の事情にあわせ、何よりも『子どもの安全』を優先に考えていけたらな。それぞれの選択を、優しく見守れる社会であったらな。と、思います。

 

 

 

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